AWS CLI を使うには、いくつかインストール方法があって迷いますよね。
AWSの公式ページでは GUI Installer や Command Line Installer を使った方法が紹介されています。公式ドキュメント
「AWS CLIを使う」という観点ではどの方法も一緒ですがインストール手順や作業難易度が異なります。
この記事では macOSを使っているユーザーに向けて、Homebrewを使ったインストール方法を紹介します。インストールがとても簡単なので参考にしてみてください!
HomebrewでAWS CLIをインストールするには
Homebrew を使って AWS CLI をインストールするには、ターミナルで次のコマンドを実行します。
brew install awscli

インストールが完了したら、以下のコマンドでバージョンを確認できます。
aws --version
このコマンドを実行すると、例えば次のように出力されます。
aws-cli/2.24.20 Python/3.12.9 Darwin/23.6.0 source/arm64
これにより、AWS CLI のバージョンや Python のバージョン、動作環境が表示され、正しくインストールされたことを確認できます。
Homebrew以外のインストール方法について
AWS CLI のインストール方法には、Homebrew 以外に以下の方法があります。
- GUI Installer
- AWS が提供する公式のインストーラー(.pkgファイル)を使用する方法
- GUI操作で直感的にインストール可能
- インストール後のバージョン管理やアップデートは手動で行う必要がある
- Command Line Installer
- curl を使用して AWS 公式サイトからインストーラーをダウンロードし、手動でセットアップする方法
- 例:
curl "https://awscli.amazonaws.com/AWSCLIV2.pkg" -o "AWSCLIV2.pkg"
sudo installer -pkg AWSCLIV2.pkg -target / - Homebrew ほど簡単ではないが、特定のバージョンを固定してインストールする場合に便利
インストール方法別のメリットとデメリット
インストール方法 | メリット | デメリット |
Homebrew | 簡単なインストール、アップデートが容易、自動でパス設定 | Homebrew のセットアップが必要 |
GUI Installer | クリック操作で簡単に導入できる | アップデートが手動、管理が難しい |
Command Line Installer | 公式インストーラーを使用し、バージョンを固定できる | インストールの手順が多く、アップデートが面倒 |
Homebrewでインストールするメリット
Homebrew を使用して AWS CLI をインストールすると以下のメリットが挙げられます。
- インストール・管理が簡単
brew install awscli
の一行でインストールが完了します。- Homebrew を使うことで、システムの Python 環境に影響を与えることなく、AWS CLI を独立してインストールできます。
- 自動アップデート
brew upgrade awscli
を実行するだけで簡単に最新版へ更新できます。- 定期的に
brew update && brew upgrade
を行えば、AWS CLI を最新の状態に保つことができます。
- 不要になったとき簡単にアンインストールできる
brew uninstall awscli
を実行すれば、不要になった AWS CLI を完全に削除できます。
- 環境変数の自動設定
- Homebrew はインストール時に適切なパス (/opt/homebrew/bin など) を設定してくれるため、追加の設定を行わずに aws コマンドを利用できます。
- Macユーザーに最適なパッケージ管理
- Homebrew は macOS で広く使われているパッケージマネージャーのため、他のツールとの相性も良く、シームレスに管理できます。
まとめ
Homebrew を使うことで、AWS CLI のインストール、アップデート、アンインストールが簡単にできます。特に macOS を使用している場合は、Homebrew による管理が推奨されます。
MacユーザーはHomebrewを使ったインストールがおすすめです。
また、GUI Installer や Command Line Installer に比べて、Homebrew はパッケージ管理が容易であり、簡単に最新バージョンへアップデートできるのも便利ですね。
Homebrew を利用することで、AWS CLI を効率的に管理し、最新の機能を簡単に活用できると分かりました。定期的に brew update && brew upgrade awscli
を実行し、最新バージョンを保ちましょう。